千葉県松戸市の小児科 市川こどもクリニック

こどもの心と身体のケアを考える、千葉県松戸市の小児科医院です。

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こどもの病気Q&A

タバコの害

近ごろ公共施設やレストランなどで禁煙(分煙)とする施設が増えてきました。タバコは喫煙者ばかりでなく、そばにいる人もまた有毒物質を吸っていることをご存知でしたか?喫煙者は周りの人々やあなたの家族、特に幼いわが子のカラダを知らぬ間に傷つけているのです。

間接(受動)喫煙の影響

家族に喫煙者がいると、子どもの“喘息様気管支炎”が2倍になると言われています。妊娠中に喫煙すると“低体重児”の出生率が上がり、流産や死産・先天異常の発生率も高くなることが分かっています。さらに妊娠中や出生後の家族の喫煙が、“乳幼児突然死症候群”との関わりがあると言われています。

喫煙(=本人)の影響

非喫煙者に較べ、喉頭ガン・肺ガンが著しく高く、肺ガンは4倍、喉頭ガンにいたっては20倍です。ほかにもその他のガン、心血管系の病気・くも膜下出血・慢性気管支炎等など、さまざまな悪影響があります。

中高生の喫煙

タバコは本数だけではなく、開始年齢の早さも死亡率に影響します。酒は若い頃から飲み始めるほど中毒になり、止められなくなりますが、タバコも同様です。未成年から吸い始めると肺ガンの死亡率は吸わない人の6倍となっています。

タバコを吸うと落ち着く?

それはニコチンの害によるものです。タバコを吸うと体は、ニコチンを外に排出しようとする反応が起きます。その反応の中で生じたエネルギーによって気分が良くなることがあります。しかしあくまでも副作用からくる一時的な変化で、体力・活力を犠牲にしての代償なのです。

禁煙のススメ

  1. まずは5日、ガマンしよう
    ニコチンは3日で体から消失します
  2. 仲間を作り、周囲に「禁煙」を宣言しよう
  3. 動機付けをはっきりさせよう
    あなたと家族のイノチを守るためです
  4. 一本吸ってもあきらめない
    『今度こそ!』と思おう
  5. 趣味を持ち、スポーツなどで体を動かそう

日本禁煙協会

「いい禁煙」サポートサイト