千葉県松戸市の小児科 市川こどもクリニック

こどもの心と身体のケアを考える、千葉県松戸市の小児科医院です。

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こどもの病気Q&A

インフルエンザ予防10ヶ条

その1.ストレスを避ける

ストレスは、のどの温度を下げ、たんぱく質やビタミンCを消耗させるため、体の免疫力をも落としてしまいます。

その2.睡眠と休養

22時~午前2時のあいだは免疫力が落ちます。特に疲労しているときは、普段より1時間多く睡眠をとりましょう。

その3.栄養

たんぱく質、ビタミンA・Cはそれぞれ気道粘膜を強化し、免疫力を高める働きがあります。かぼちゃ・りんご・にんじん・グレープフルーツ、レモン、ゆず、レバーなどを積極的に食べるよう心がけましょう。

その4.人ごみを避ける

人ごみの中には風邪をひいている人も多くいます。

その5.保温

繊毛(せんもう=気道の細胞表面にあるじゅうたんのような細かい毛)はウイルスの進入を防ぐ働きがあります。寒いと気道の血管が収縮し、繊毛(せんもう)の動きがにぶくなるので背中と足首を冷やさないように。外出する際は、暖かい服装を心がけましょう。

その6.マスク

ウイルスは咳1回で10万個、くしゃみ1回で200万個、くしゃみで3m・咳で2m先まで飛びます。マスクとウイルスとの比較は窓とハエ1匹の関係で侵入を防ぐことはできませんが、ばらまかれるウイルスの進入を3割程度阻止することはできます。
マスクの一番の効用は吸う息の温度を上昇させ、のどに湿気を与えることができることです。

その7.手洗い

帰宅したら石鹸で手を洗いましょう。ウイルスは手や顔、衣類等にも付着します。

その8.うがい

のどについたウイルスは20分ですでに細胞に取り込まれてしまいます。しかし、のどの乾燥を防ぐことはウイルスを付きにくくするので、水または番茶・日本茶・ウーロン茶・紅茶などでのうがいをお勧めします。お茶の中の成分がウイルスの増殖を阻止すると言われています。

その9.加湿

インフルエンザは湿度にきわめて弱いので、加湿器または洗濯物やタオルを室内に干すなどすれば、ウイルスは空気中からほとんど消えます。(湿度を50%~70%にするとウイルスはほとんど死に絶える)ときどき部屋の換気をすることも忘れずに。

その10.インフルエンザワクチンを受けよう

インフルエンザの流行は12~3月です。ワクチンは近年また効果が見直されてきています。効き目は接種後2週間経ってから現れ、約5ヶ月間持続するので10月~11月までに受けるのが理想です。

―まとめー

インフルエンザにかかる秘訣は、ストレスをため込んだまま、軽装で人ごみの多いゲームセンターなどに行き、コンビニで買ってきたお弁当だけで済ませ、夜中までTVゲームをし、翌朝睡眠不足のまま食事をとらずに登校することです。……みなさんはこのようなことのないように気をつけましょう。