千葉県松戸市の小児科 市川こどもクリニック

子どもの心と身体のケアを考える、千葉県松戸市の小児科医院です。

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子どもの健康Q&A

おしゃぶり&指しゃぶり

親の立場からすると、便利な商品です。

おしゃぶりは、赤ちゃんが泣いたときにくわえさせるとすぐに泣き止んだり、グズらないでスムーズに寝入るなど、赤ちゃんの精神的な安定を得られるような利点があり、親の立場からすると便利な商品です。商品のうたい文句で「舌やあごの発達を助け、鼻呼吸を促す」というような宣伝を見かけますが、真偽のほどは定かではありません。おしゃぶりを使い始めたキッカケは?と訊くと、「母乳を飲ませ終わったのにもっと欲しがるから」や「とにかく泣き止まないから」など、親側の都合で始めていることがほとんどです。

Q. おしゃぶりの問題点は?

①一度使うと習慣化してしまう。②赤ちゃんが泣いて訴えているサインを聞き逃してしまう。③言葉掛けや触れ合いが減る、などの危険性が出てきます。赤ちゃんはハイハイが始まる頃になると、何でも口に入れて確認したがります。形や味、性質を学習しているのです。ところがおしゃぶりを使用すると口がふさがれ、学習するチャンスが奪われてしまうことになります。その他に大きな問題点として、おしゃぶりを長く使用すると、歯と歯のかみ合わせに悪い影響が出てくることがあります。

Q. 指しゃぶりはどうでしょう?

赤ちゃんは、胎児のときから指しゃぶりをしているので、こちらのほうは赤ちゃんの自然な行為として捉えていいと思います。生後3ヶ月ころから始まり、4ヶ月には暇さえあればしゃぶります。欲求不満とは関係なさそうです。「指」とひとくちに言っても親指、なかには握りこぶしをしゃぶる猛者もいます。

Q. おしゃぶりや指しゃぶりはいつ頃まで続きますか?

おしゃぶりは3歳になると急激に減少し、指しゃぶりも4歳ころまでにはほとんどなくなります。
3、4歳以降も続く場合は欲求不満と関係することもあり、注意が必要です。

まとめ

  • おしゃぶりは使わないにこしたことはない
  • 1歳を過ぎたら常時首に掛けておかない
  • 2歳半までには中止するよう努める
  • 2歳半以降は指しゃぶりも止める方向へ
  • 普段から声掛けや一緒に遊ぶなどの触れ合いを大切にし、乳幼児の要求をくみ取るように努力する
  • 4歳以降になってもおしゃぶりや指しゃぶりが止められないときは、心の栄養の不足(情緒の問題)を考慮して小児科医に相談する